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2025/12/18 UPDATE

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理系学生が知っておくべき「技術職」の職種名と仕事内容の統一基準


なぜ同じ仕事なのに名前が違うのか?

💡 職種名は「企業の文化」や「業界の慣習」で決まる
理系就活で「生産技術」を探しているのに、ある企業では「プロセスエンジニア」、別の企業では「製造技術」と呼ばれていて困惑したことはありませんか?

実は、これらは「目指すべきゴール」が同じであることが多いです。
– 業界による違い
半導体・化学 →「プロセス」
自動車・機械 →「生産・製造」
– 外資・日系の違い
外資系は英語表記に近い「エンジニア」を好む

■ この記事で学べること
職種名の言葉に惑わされず、「その職種がバリューチェーンのどこに位置しているか」を理解することで、企業研究の効率を劇的に高める方法を解説します。


🔸 混乱しやすい「生産・製造・プロセス」の正体

呼び方は違っても、技術職は大きく3つの役割に集約されます。

 1. 【量産化の設計】生産技術・プロセス開発
– 主な呼び方:生産技術、プロセスエンジニア、工法開発、量産試作
– 仕事の本質:R&Dが作った試作品を、工場で「安く・早く・大量に」作るためのレシピとラインを設計する
– 見極めポイント:求人票に「新規ライン立ち上げ」「歩留まり向上」「設備導入」があればこの役割

 2. 【現場の最適化】製造技術・生産管理
– 主な呼び方:製造技術、生産管理、プロセス管理、技術部
– 仕事の本質:既存ラインのトラブル解決(チョコ停対策など)日々の効率改善・品質安定化
– 見極めポイント:「既存工程の改善」「現場トラブル対応」「品質安定化」があれば現場寄りの役割

3. 【設備・インフラ】設備技術・プラントエンジニア
– 主な呼び方:設備技術、施設管理、プラントエンジニアリング、工務
– 仕事の本質:工場の建物・電気・配管・製造装置そのものをメンテナンス・設計する
– 見極めポイント:「電気設備」「保全」「ユーティリティ管理」があれば“箱と機械”を守る役割


🔹 職種の本質を見抜く「逆引き」チェック法

名前ではなく、以下の3つの質問で実態を把握できます。

✅ 質問A:「あなたの仕事の『お客様』は誰ですか?」
– 回答がR&D(研究) → 量産化に近い生産技術(上流)
– 回答が工場の作業員 → 現場に近い製造技術(下流)

✅ 質問B:「1日のうち、デスクワークと現場の比率は?」
– デスク・会議が多い → 企画・設計・開発寄り
– 現場にずっといる → トラブル対応・メンテナンス寄り

✅ 質問C:「評価指標(KPI)は何ですか?」
– 「新しい工法の確立」 → 開発要素が強い
– 「稼働率維持・コスト削減」 → 運用・改善要素が強い


🔺 応募前に「自分とのマッチ度」を確認するコツ

職種名に惑わされないための最終チェックです。

  企業の「バリューチェーン」内での立ち位置を確認
研究 → 開発 → 設計 → 生産技術 → 製造
この流れの中で、その職種がどこを主導しているかを確認する。
– 企業によっては「生産技術」が「設計」まで兼ねることも
– その場合、業務範囲が広く、やりがいも大きい

「工学系」か「理学系」かの比率を見る
– 化学・素材系で“プロセスエンジニア”
→ 化学工学の知識が強く求められる
– 機械・電気系で“生産技術”
→ 回路設計・メカトロニクスの知識が中心


まとめ:名前ではなく「ミッション」で選ぼう

職種名は企業が自由につける“ラベル”に過ぎません。
大切なのは、その職種に与えられた「ミッション(使命)」があなたのやりたいことと一致しているか。
「プロセス」という響きがかっこいいから選ぶのではなく、「自分はレシピを作りたいのか、キッチンを直したいのか」を基準に判断しましょう。

🔥 職種の本質を見極め、あなたにぴったりの技術職を勝ち取りましょう!


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